EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI・「東アジア海域交流」テーマ講義 | 海の東アジア ― 海域交流から見た日本

月曜2限(10:40-12:10) 教室:13号館1321
担当教員:齋藤 希史・小島 毅
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2006.10.23(月)小島毅 「海域交流をみる視点」

海の東アジア 第2回学生アンケート(2006年10月23日)


寧波を中心に日中貿易が行なわれていたようですが、貿易高などによってそれを裏付ける資料はやはりないのですか?(文Ⅱ・2年)


史料からの情報を誰が書いたのか、ということに留意して取り扱わねばならないことに興味を持った。様々な学説が聞けておもしろかった。(文Ⅱ・1年)


年表を見ながら、菅原道真の「廃止」の本当の意味や、栄西が入宋した理由、足利義満が東アジアの「国際秩序」に順応して「日本国王」に任じられた、ということを学べたのは楽しかったです。高校の日本史の授業ではなかなか細かいところを学べる機会が少なかったので。(文Ⅲ・1年)


遣唐使と遣明使の比較が興味深かった。遣明使が「重要」という話について、もう少し詳しく聞きたかった。(文Ⅲ・1年)


年表の書き方など歴史について「…ということになっている」としかとらえられないことが多いんだなあと思った。寧波まで川を20kmも逆のぼるのは大変ではないかと思った。どうしてもっと近い上海がはじめから栄えなかったのかなと思った。(文Ⅱ・1年)


日本は大まかに分けて中国から三つのものを得たと自分の中で考えてきた。時代の流れでいえば、国家使節(国家のシステム、権威)→僧(宗教)→商人(文物)。それら以外に、中国文化を日本へ伝えた担い手のグループは存在していたのだろうか?(文Ⅲ・2年)


日本に取り入れられた中国文化が寧波中心であるという事実は興味深かった。個人的にも蘇州の街並みは懐かしさを感じさせるが、北京の紫禁城や香港の街並みは強烈な異文化を感じる。(文Ⅲ・1年)