EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI・「東アジア海域交流」テーマ講義 | 海の東アジア ― 海域交流から見た日本

月曜2限(10:40-12:10) 教室:13号館1321
担当教員:齋藤 希史・小島 毅
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2006.10.16(月)小島毅 ガイダンス

海の東アジア 第1回学生アンケート(2006年10月16日)


「『東アジア』の視点で歴史を語る」というキーワードに大変興味を憶えました。この講義を通じて、東アジアの中で日本はどうだったのか?東アジアとはどんな世界だったのか?そういった疑問が解決されることを期待しています。(文Ⅱ・2年)


二年生になって、やっと自ら学ぶ姿勢の大切さについて少しずつ気づかされてきた。一年生の時はゼミも何も知らず、ただ講師の言葉をノートに写すだけの受動的なものだった。「ただ話を聞くのではなく、それらの知識をふまえて自分がどうするか」を目的とするという話を聞いて、毎回うけようと思った。昔から歴史は好きだったがはじめて主体的に学べる気がする。(文Ⅲ・2年)


国民国家による自分達中心の物語としての歴史や個別実証研究、文書研究を中心とした歴史などの行きづまりから、歴史学が転換期にあることを痛感した。(文Ⅰ・1年)


日本史に興味があって聴いてみたのですが、高校までの日本史とは違った視点に気付かされてとても興味深かったです。遣唐使廃止後、日本と東アジアがどのように関わっていたか・・・についていろいろと知ることができるのを期待しています。今はまだ授業の内容に関する予備知識などがほとんどないので、毎回の講義を通して自分でいろいろ考えていきたいと思います。(文Ⅰ・1年)


日本と外国を隔てる海→つなぐ海という発想は新鮮でした。現代では外国=海外という意識が定着していますが、昔から人々の意識の中にそれがあったのだろうか、などと考えました。例えば江戸時代は他藩に対して強い「外国意識」があったとききます。西日本、特に対馬などでは日本の他藩よりも朝鮮の方が近い存在だったのかもしれません。いろいろと興味がわいてきました。楽しみにしています。(文Ⅱ・1年)


シルクロードの方がよく聞くから、そちらの方がメインだと思っていたけど、セラミックロードの方が確かによく使われていただろうなと思った。私は東アジアにとても興味があるので、これからがとても楽しみです。日中関係の改善が歴史の観点からなされたらいいと思う。(文Ⅱ・1年)


開講の趣旨がわかった。最近まで、日本人は「日本人」という一つの枠組みとしてしかとらえられてこなかった。しかし、日本人は他の視点からとらえるとその枠組みを越えた別のとらえ方もできる。この授業では海、歴史を介して日本人、また東アジアを見ていく講義だとわかった。海はたしかに陸とは違いきちんとした境界をひけないあいまいなもので、扱いにくいものだったと思う。しかし、海は交易という点ではとても説明しやすいものだと思う。なので海はこの講義を扱う上でとても大切な要素だと思った。(理Ⅰ・1年)