2006年度夏学期 EALAI/ASNETテーマ講義 アジアから考える世界史

金曜日5限(16:20-17:50) 教室:7号館741 担当教員:羽田正
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2006.6.16(金)イランにおける歴史認識と世界史

イランは教育における歴史の位置付けが日本と比べてしっかりしていると感じた。それだからこそ歴史の重要性が多くの人々に共有されるわけで、日本も歴史教育の理念を明確に構築するべきだと思った。(文I・1年)


「世界」は人や文化の交流の場である、と言う認識は珍しいと感じたが、国際交流の活発化に対応する上ではプラスに働くと思う。歴史教育によってこのような認識が形成されるのなら、すばらしいと思う。(文I・1年)


「文化交流としての世界史」と考えたら楽しく思える。(文Ⅲ・1年)


そもそも「イラン人」とは何なのだろうか。彼らの中には、「イスラーム教徒」、「シーア派」、「アーリア人」の他に確固たるアイデンティティがあるのだと思う。それはメディア王国に始まり、アケメネス朝、アルサケス朝、ササン朝、という前イスラーム時代やサファヴィー朝といったイスラーム時代を通して成熟していったと思われる。(文Ⅲ・1年)


「世界史は人類の歴史だ」という言葉が印象に残り深く考えさせられた。これは確かに的を射ている。私たちは日本にいるので普段から日本史、世界史という分類で考えるが、日本が抜けている世界史を本当の意味での世界史と呼べるのか。(文Ⅲ・1年)


自国史と世界史を一体にした教科書を日本でも採用してほしいと思った。(文Ⅲ・1年)


これから私達がどのような行動をとるべきかを考えるには、イランに限らず、どの地域においても、歴史認識について理解することが大切だと感じた。(文Ⅲ・1年)