EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI 冬学期テーマ講義 | 東アジアの近代と現代:言語を中心に

月曜2限(10:40~12:10)
教室:12号館 1214教室
担当教員:岩月純一
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

questionnaire

2014.01.20(月)台湾「漢文の坩堝(るつぼ):重層植民地支配下「台湾国語」が歩んだ道」

規範を作らず一見無秩序に見える文章表記が、異言語を用いる民族が共存し、外から入ってくる新たな思想概念を柔軟に受け入れることを可能にしたという事実は興味深く感じられた。同時に、そのような使い方を可能にする、あるいはもともとそのような使われ方のために生み出された感じが非常によくできたシステムを持っていると考えられる。(理Ⅰ・1年)

これから台湾において、台湾話文が中国白話文の地位にとって代わることがあれば、それが台湾の人々のアイデンティティへと結びついて、最終的に台湾の独立へとつながっていくことは考えられるのであろうか。(文Ⅰ・1年)

辞書に記されない歌詞カードの表記によって大きく影響されるような言語は、秩序だった学習の容易な言語が優れているという価値観のもとでは劣っているのかもしれないが、意思疎通が可能な点で最低限の役割は果たしているわけであるし、重層的で非常に魅力を感じた。(文Ⅰ・2年)

日本で起きている言語の問題というと、日本語と英語の衝突によるもの、つまり外来語、カタカナ語の問題であるが、それが台湾の場合だと、植民地漢文、中国語、英語と、三重の衝突によるものであり、問題はより複雑であると感じた。(文Ⅰ・2年)