EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI 冬学期テーマ講義 | 東アジアの近代と現代:言語を中心に

月曜2限(10:40~12:10)
教室:12号館 1214教室
担当教員:岩月純一
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

questionnaire

2013.12.09(月)ベトナム1「「漢字廃止」とは何か?:ベトナムの経験」

ローマ字表記化により、ベトナム語には日本語を仮名表記化することにより生じるであろう同音異義語の判別の問題はないのだろうか。(文III・4年)

文字の保存は必ずしもそれまでの文化の保存に結びつくとは限らない。このことは漢字を文化の保存だとして学習してきた自分の身にとっては新鮮なことだった。(文I・2年)

文字は思想を紙上で表す手段であり、その手段を支配することで人々を徐々にマインドコントロールしていくという手法におそろしさを覚えた。(文II・1年)

アイデンティティは音声の言葉についてくるもので、書き言葉(文字)とはそこまで深い関わりはないのかもしれないと思いました。(文III・1年)

漢字を知りながらローマ字表記を知る人が現れ、それを教育に用いると、そこでローマ字を学んだ人が教える立場になる時期から急激に普及が進むという世代交代に伴う流れは、言語に限らず外来の新しいもの一般に対して成立するものだと思った。(理I・1年)