EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI 冬学期テーマ講義 | 東アジアの近代と現代:言語を中心に

月曜2限(10:40~12:10)
教室:12号館 1214教室
担当教員:岩月純一
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

questionnaire

2014.01.27(月)まとめ

150年という短い期間の中で、こうもめまぐるしい言語的変動があるのが驚きである。動態的でありすぎるがために、何が正統か、正統なものが果たして存在するのか、大海の中に投げ込まれたような感じがする。(文Ⅰ・2年)

それぞれの地域の人々が母語、あるいは「自分たちの言語」と認識しているものと、日常的あるいは歴史的に使用しながらも、「他者の言語」の認識するものとの境界線を知ることは、その人々が言語に関して何を重要視しているか、さらには自分たちの文化に対する見方を端的に明らかにしてくれるのではないだろうか。(文Ⅲ・2年)

言語が歴史の流れをストレートに受けて、言語感のフュージョンが生じているように感じた。使いなれているから分からないのかもしれないが、ものすごく微妙なバランスの言語を無意識に用いている様子が興味深かった。(文Ⅰ・1年)

どの地域でも、現地の土着語と文言漢文があり、そこに入ってくる新しい影響として新漢語、白話文、日本語(音声、和語の面で)、西洋語の四つがそれぞれどの程度入ってくるかで状況は変わってくると感じた。それはある程度パターン化できると感じた。各地域で文言漢文をどのように伝統的に教え、口に出して読んでいるかによっても違うと思った。(M2)