EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI /ASNETテーマ講義 | アジアの食:―グローバル化の中でー

金曜5限(16:20~17:40) 教室:KALS(17号館2階)
担当教員:岩月純一
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2011.04.22(金)震災・原発事故と今後の食料農業政策

復興しない方が「得になる」地域があるという視点はすっかり抜け落ちてた。(1年・文Ⅰ)

電気がないと農業ができないなら、農作物が原発によって被害を受けても、農家は簡単に原発に反対することはできないと思った。農家の原発に対する賛否はどうなっているのだろうか。目先の食糧自給率を気にしたり、農業技術の海外流出を恐れることなく、国同士の助け合いを大切にしなければならないことが分かった。ニュージーランドと日本が、地震が起きた時に相互に援助し合ったように、世界規模で見た時に利益が大きくなるような政策をとっていなかければならないと感じた。(1年・文Ⅰ)

今考察すべき対象は何なのか、農業全体の諸問題を解決する上で最重要、特に日本では「質」に重きを置くべきと先生はおっしゃいました。そしてさらに、“現場”を重視せよとおっしゃいました。こうして一つの解決の方向性を、学問全体の考察から示してくれました。(1年・文Ⅱ)

今まで日本の農作物が国際的に生き残るのならば、高値高品質の高級品として売れていた。そしてそうした非マニュアル的な職人農業を目指した方が日本の農業の将来があるのではないかということだったが…今回の原発の問題があるのならば、今後はそういう立ち位置で日本の物を売っていけないのではないか。しばらく日本のものが国際競争力をもてるのかは疑問。(1年・文3)

農作物や水の安全を主張するのに食べて見せる政治家の行動をどう思いますか?農作物の安全基準は世界共通のものがありますが。国境を越えて輸出するには安心できる基準がほしい。(1年・文Ⅰ)

国際関係の悪化で輸入が途絶えるか。→自給率の低下で貿易赤字が進むと景気の悪化につながらないか。(1年・文Ⅲ)