EALAI:東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ | EALAI /ASNETテーマ講義 | アジアの食:―グローバル化の中でー

金曜5限(16:20~17:40) 教室:KALS(17号館2階)
担当教員:岩月純一
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2011.04.08(金)ガイダンス「初めに-問題の所在と考えるべき方向性」

①この授業に出てみた理由(抜粋)

主体的に参加できる授業に出てみたいと思っていた。シラバスをながめていたら「食」「第一線で活躍する専門家」など私の興味をひく言葉が並んでいるこの講義を発見した。(2年・文3)

震災で被災した時に食料の入手に苦労したので、さらに食べ物について考えるようになった。(1年・文Ⅰ)

グローバル化が進んでいる中で、グローバル化への意識を持たなければならない、とおもっていたこと、またアジアという日本と密接な関係にある地域を中心に考える、それも食について考えていくということに興味をもったことでこの講義への参加を決めました。(1年・文Ⅲ)

震災や原発事故の影響で東日本の農業が大きな被害を受け、機能不全に陥る中、アジア諸国からの農産物輸入量は大幅に増加することになる可能性が高い(少なくとも私はそう思っている)。とりわけ食の安全に関する問題は避けられない。そうした問題に興味があった。(1年・文Ⅲ)

もともと食文化や料理に興味がありましたが、関連する授業を受けたことはなかったので、この機会に東大ならではのぜいたくなお話を聴きたいと思いました。食文化の歴史などに特に魅力を感じました。また今回の地震の影響を受けて、食物の流通や今後の政策についても、常識として知っておきたいです。(2年・理Ⅲ)

この授業に興味を持ったきっかけは、食に元々興味があったことと、放射能による汚染で日本の食材の安全性が揺らぐ今、私たちは日本の食のあり方について国際的な視野を持って見直さなければならないと感じたことが挙げられる。現在日本の食糧自給率の低さが注目されがちだが、「アジア」という広い枠組みから、日本の食を考えることで、日本の食のあり方の新たな展望が開けると思った。(1年・文Ⅰ)

外部の一線で働く人の話をうかがえると聞いたので。(1年・文Ⅲ)(同様コメントが他に2人)

東南アジアの農業に興味があるから。(1年・文Ⅲ)

自分は将来企業家を目指しており、受験勉強のヒマに起業プランを考えていました。その中で考えるのは成長市場、寡占の進んでいないところというポイントを重視していました。そんな中「マルチャン」(ラーメンのですね)がヴェトナムで大変人気であると聞き、アジア市場で食品を売るプランを暖めています。しかし一方でイスラーム圏の国で原材料に豚肉を使用した食品が販売され、ある外資系企業が非難されたことも知りました。そこでアジアの食に対する理解を深めようと、この講座に参加しました。(1年・文Ⅱ)

食料の自給率が低い日本において国産の農作物の海外への販売や国内消費の促進を進めていく手段について勉強したかったから(+オムニバス形式が魅力だったから)(1年・文Ⅲ)

実家が農業をしているため、中国野菜やTPP締結など食に関する問題に興味があった。(1年・文Ⅱ)


②気になる授業トピック(カッコ内は気になるとコメントした人数、無回答・複数回答あり)

第2回 食糧・農業政策提言のワナ:偽りの農業ブーム(3)
第3回 震災・原発事故と今後の食糧農業政策(5)
第4回 アジアにおける食のグローバル化(4)
第5回 食文化とグローバル化の調和を目指して(5)
第6回 食糧・農業と貿易の国際的枠組み-WHOとTPP-(8)
第7回 食の安全と貿易の国際的枠組み(7)
第8回 食の安全を考えるための放射能の理解(1)
第9回 食のグローバル化と食文化-捕鯨問題を中心に(4)
第10回 チャンポンにみる食文化の越境と定着過程(6)
第11回 資源保護と食料供給-アジアにおける水産資源の保護と科学的証拠-(1)
第12回 食の安全の科学:世界的な食品流通の中の食品添加物(3)