2007年度夏学期 EALAI /ASNETテーマ講義 東グローバル・ヒストリーの挑戦

月曜5限(16:20-17:50) 教室:5号館524教室
担当教官:木畑洋一/水島司
東京大学 東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ

アンケート紹介

2007.06.11(月)城所哲夫:アジア都市は近代都市計画をいかに受け入れたか

インフォーマル都市にこそ本当の価値が内在しているという話は面白かった。でも、インフォーマル都市にも問題があることは事実で、それを「本当」と感じられるのは外側の視点なのではないだろうか。内側の視点・そこで生きている人たちの視点が欲しいと思いました。(1年・文Ⅰ)

ミッドタウンなどテーマパーク的都市開発は現在も続く一方、下町や下北沢などの人のつながりを特徴とする町が注目されている。そこにはリアルに渇いている現代人の姿が見える。どこにでもコンビニ、量販店、チェーン店などがあり、類似した空間があふれる中で、人々は自分で街づくりをしようとし始めているのかな、と話を聞いて思った。(2年・文Ⅱ)

どちらかというと引き籠りがちなほうである私としては、フォーマルな都市はとても居心地のいいものである。(2年・理Ⅱ)

私の出身高校の所在地である文京区茗荷谷近辺のような、道が狭く坂も多い、家屋が密集している、とても「計画的」とはいえないけれど、生活感溢れた居心地の良い町を残していくにはどうすればいいのか、と考えさせられました。(1年・文Ⅰ)

私はつくば市に住んでおり、今まさに開発が進められている。それを見ていると、都市を作るのは難しいものだと感じざるを得ない。利便性、安全性、環境面への配慮、エンターテイメント性、ユニバーサルデザイン…様々な切り口があり、そしてどれも必要とされているものだ。その融合とバランスが難しいようである。(1年・文Ⅲ)

時代、文化、地域などの違いによって都市の形態は様々に変化してきており、これからも変化していくのだろう。逆に言えば、都市の形態を詳細に研究することは、グローバル・ヒストリーを解き明かす1つの方法となり得るのではないだろうか。(1年・文Ⅰ)