1)小劇場演劇前史――新劇という制度と〈西洋近代〉
2)肉体の時代――アングラ演劇とナショナリズム(唐十郎、鈴木忠志)
3)シュミラークルへ――逃走と資本主義(野田秀樹)
4)リアリズムの発明――隠される身体と言葉の失墜(平田オリザ)
5)グローバルへ/から――コドモ身体と〈アジア〉という場所性(岡田利規、矢内原美邦)
( )内は取り上げる予定の作家
参考文献
*内野 儀『メロドラマの逆襲――〈私演劇〉の1980年代』(勁草書房、1996)
*菅孝行『戦後演劇――新劇はのりこえられたか』(朝日新聞社、1981)
*唐十郎『特権的肉体論』(白水社、1997)
*鈴木忠志『演劇とは何か』(岩波新書、1988)
*扇田昭彦編『劇的ルネッサンス――現代演劇は語る』(リブロポート、1983)
*扇田昭彦『日本の現代演劇』(岩波新書、1995)
*扇田昭彦編『劇談――現代演劇の潮流』(小学館、2001)
*平田オリザ『平田オリザの仕事1 現代口語演劇のために』(晩声社、1995)
*渡邊守章『演劇とは何か』(講談社学術文庫、1990)