1)序論
『近代の超克』(富山房、1979)
2)純潔主義派の表象構造
林房雄「勤皇の心」(『近代の超克』所収)の分析
3)哲学的考察
和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を中心にして
カール・レーヴィット『共同存在の現象学』(岩波文庫、2008)
4)《近代の超克》のその後と現在
竹内好「近代の超克」(『近代の超克』富山房版所収)を中心にして
5)結語
参考文献
*中江兆民『三酔人経綸問答』(岩波文庫)
*河上徹太郎ほか『近代の超克』(富山房、1979)
*加藤周一『日本文化における時間と空間』(岩波書店、2007)
*野口武彦『三人称の発見まで』(筑摩書房、1994)
*西田幾多郎『善の研究』(岩波文庫)
*九鬼周造『〈いき〉の構造』(講談社学術文庫、2003)
*和辻哲郎『人間の学としての倫理学』(岩波文庫)
*和辻哲郎『倫理学』1~4(岩波文庫、2008)
*カール・レーヴィット『共同存在の現象学』(岩波文庫、2008)
*竹内好『日本とアジア』(ちくま学芸文庫、2000)
*柄谷行人『近代日本文学の起源』(講談社文芸文庫、2003)